天皇家と日本の神話④出雲大社の成り立ち

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海の国の統治を怠り、父親のイザナギに天上界から追放されたスサノオ。

乱暴者で、アマテラスを天岩戸に引き籠りさせたりと、スサノオは天上界では粗暴な神様として描かれています。

その後、地上界に行ったわけですが、そこでのスサノオは英雄として描かれているんですよ。反省して改心したんでしょうかね?

出雲の簸川で周囲を荒らし、人々を困らせていたヤマタノオロチ。スサノオは八つの酒樽を作ってヤマタノオロチを酔わせ、剣で切り殺しました。

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大国主命によって築かれた豊葦原の瑞穂国


そのまま出雲に留まり、ヤマタノオロチの生贄になるはずだったクシナダを妻に迎え、
その結婚で生まれた子供の中の一人がオオナムジ。

出雲大社に祀られている有名な大国主命(オオクニヌシノミコト)です。

大国主命は別称がいくつもあって、ちょっと混乱します。大黒天、大黒様、大物主神とも呼ばれていますよ。

オオナムジは心優しい神様で、皮を剥がれた兎を助ける因幡の白兎の話は有名です。

兄弟神がいっぱい居る中で、父のスサノオが地上を統治して国づくりをしなさいと選んだのはオオナムジでした。

大いなる国の主になるように言い、名前もオオクニヌシに。

地上の国は葦原の中国(アシワラノナカツクニ)と呼ばれていて荒れ放題でした。

オオクニヌシの尽力で医療や農耕の技術を伝え、美しく豊かな「豊葦原の瑞穂国」と呼ばれる国土へと発展したのです。

しかし天上界のアマテラスはそれとは別に、蘆原の中国を高天原の神々によって統治しようと考えてました。

オオクニヌシに蘆原の中国を譲るよう求めますが、オオクニヌシは巨大な神殿を建てる事を条件にそれを了承します。

その神殿が庶民がお願いし、お詣りする神社の出雲大社の成り立ちです。

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