恋しいイザナミへ会いにわざわざ黄泉の国へ行ったのに、腐乱した姿を見てしまったら慌てて逃げ帰ろうとしたイザナギ。
良いと言うまで決して姿を見ないでねと約束したのに、それを破って明かりを灯してしまったんですよ。
この辺は鶴の恩返しが真似してますね。
驚いたとはいえ、あからさまに態度を変えるのは酷いじゃありませんか。
イザナミが怒るのは当然です。
神話って辛辣ね…
イザナミに追いかけられたものの、何とか黄泉の国から逃げ帰ったイザナギ。
死の穢れをはらうため、筑紫の日向の立花の小門の阿波岐原で禊を行いました。
顔を洗ったら右目からアマテラス、左目からツクヨミ、鼻からスサノオが生まれました。
アマテラスさまが、禊で顔を洗ったら生まれたとは。。。まぁ深く考えちゃいけないか。

イザナギは天上界(高天原)をアマテラス、夜の国をツクヨミ、海の国をスサノオに統治を命じます。
そのアマテラスですが、天岩戸に引きこもってしまった天岩戸神話は有名ですよね。
何故かというと、弟神のスサノオが海の国の統治を怠り、父のイザナギから追放を言い渡されます。
それでアマテラスのもとへ挨拶にきたのですが、長々居座ってモノを壊すわ、乱暴を働いたりと手に負えない振る舞いをした。
それを見てアマテラスは天岩戸に隠れてしまったという。
アマテラスが引きこもったら外の世界は闇に包まれました。
困った他の神々が集まり、どんちゃん騒ぎをして、何事かしらとついつい天岩戸をそろりと開けたアマテラス。
そのタイミングでそれっとばかりに力の神が岩戸をガラリと開け、世界に光が戻り、災いが去ったということです。
まだまだ終わりません…続く。